研究費助成、研究留学費助成、国際学会開催助成を自然科学の幅広い分野に行う公益財団法人山田科学振興財団
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公益財団法人山田科学振興財団
財団概要

創立者紹介

山田科学振興財団の設立に際して

山 田 輝 郎
山 田 輝 郎 略 歴
明治27年11月16日 誕生(奈良県)
大正9年 早稲田大学政治経済学科卒業。父の創業に係る山田安民薬房を継ぐ
昭和24年 ロート製薬株式会社社長
昭和52年 山田科学振興財団設立
昭和53年 ロート製薬株式会社代表取締役会長
昭和56年 勲三等旭日中緩章授章
昭和57年4月17日 逝去

 人間は「社会的動物」であると云われております。どのような人生を歩むにせよ、人は、小さくは周辺の人々とのかかわり合いを通じて、又大きくは国家的な動きを通じて、おそらくは自身のあづかり知らぬ所でも多くの人々と何らかの絆をもって結ばれているのではありますまいか。
 私は若い頃より父の創始した製薬業をうけついで、50余年にわたり、その経営に努力をして参りました。幸いにして本業は順調な発展をつづけて参りましたが、これも私の人生の道すがら私自身の考え及びもつかぬ所で広く多くの方々の御援助があったからこそであろうと思っております。それにつけましても、得ました些かの私財を有効な形で社会に還元して、これに対する感謝のしるしとしたいと考えました。これが公益財団の設立を考えるに至った第一の動機であります。
 私の人生経験を通じて、日本の社会の発展にとって、特に重要と感じた点は、論理性と独創性の重視であります。本来感性にすぐれている日本人は、ややもすれば没論理に走り、又他人の模倣に堕する傾向があることは多くの識者の指摘するところであります。殊に自然科学の基礎的分野においてこれらの点を助長することが基本的に重要であろうと考えました。これが特に「自然科学振興」を目的とする財団として具体化することを考えるに至った動機であります。
 とは云え、この点については特に国の施策として多額の助成がなされているわけであり、助成の規模のみから云えば、一個人の基金による財団の受けもつべき役割については一考を要するところであります。この点については、次のように考えました。私は事業経営上「点試汎行」という戦略を一つのモットーとして参りました。独創的な新方式を実行する際に、小規模な試行の後に、有効とわかれば大々的に実行するという意味であります。私立の財団には、規模は小さくとも未知の分野に大胆に賭ける、いわば「点試」の役割を期待し、有望とわかれば大規模な「汎行」的助成を国にお願いする、これがその公私の性質上、最も自然で有効な役割分担でありましょう。
 ところで、このような自然科学の基礎的分野の助成という事業は、云う迄もなく短期間に効果を期待できるものでもなく、又すべきものでもないと思います。ことにこの方面について全くの素人である私としては、今後財団の行う諸事業については一切口をさしはさまず、すべてを斯界の第一人者であらせられる理事、評議員をはじめ運営にたずさわられる諸先生方におまかせするのがよいと思っております。
 以上のような考えをもちまして、信頼申し上げる各方面の先生方に、役員その他として御協力をお願い致しましたところ、赤堀理事長はじめ諸先生方には、御繁用中にも拘らず快くお引き受け下さいました。又所管官庁におかれても種々御高配を賜り、ここに山田科学振興財団が発足するに至りましたことは、出資者としてこれにすぎる喜びはございません。何卒今後とも御関係の方々の御尽力によりまして、本財団が益々発展致しますよう念願する次第でございます。

山 田 輝 郎

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