長期間派遣援助
海外における学識交換を通じて学術の国際交流を促し、また協同研究によって相互に研究の学際的あるいは国際的な進展を図るため、研究者を長期間(6ヵ月〜1年間)海外派遣するための滞在費、渡航費等の助成(1名あたりUS$10,000-)を行います。
募集 |
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募集要項は本財団ホームページに掲載するとともに、広く大学や研究所に案内します。援助を希望する研究者は本財団に直接応募できます。研究分野は、物理、化学、生物・医学及びそれらの複合領域・関連分野を対象としています。詳細は「最新採択者」及び「過去の実績」をご参照ください。 |
選考 |
選考は、まず研究主題、派遣の目的や必要性、派遣先での行動計画などについて書面審査を行い、その結果を参考にして選考委員会によって派遣援助対象者を採択し理事会にて決定します。 |
成果報告と研究交歓会 |
採択された研究者は派遣を終えて帰国した際、成果報告書を提出すると共に、本財団が主催する長期間派遣者研究交歓会に出席、一堂に会して成果を互いに報告します。 |
最新採択者
2020年度長期間派遣援助(2020年4月〜2021年3月)7件 US$70,000-
被派遣者 | 研究主題 | 派遣先 | 出発時期 |
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大阪大学大学院医学系研究科 藤田幸 |
中枢神経回路形成メカニズムの解明 | アメリカ | 2020/4/30〜 |
首都大学東京大学院理学研究科 Ketov, Sergey |
超重力理論及び超弦理論に基づいたインフレーション期の宇宙に対する斬新な解法 | ドイツ | 2020/8/1〜 |
徳島大学大学院医歯薬学研究部 中尾玲子 |
冬眠中のクマにおける、体内時計を介した筋機能維持機構の解明 | フランス | 2020/9/1〜 |
ユタ大学大学院工学系研究科 徳永拓朗 |
理論と実験による極近接場熱輸送機構の解明 | アメリカ | 2020/4/1〜 |
熊本大学大学院生命科学研究部 大野剛 |
MRリニアックを用いた次世代適応放射線治療と線量検証法の開発 | オーストラリア | 2020/4/1〜 |
京都産業大学総合生命科学部 伊藤進也 |
小胞体における翻訳と協調したタンパク質複合体形成 | ドイツ | 2020/4/1〜 |
大阪大学核物理研究センター 樋口嵩 |
中性子電気双極子モーメント測定のための加速器施設内の環境磁場補償システムの開発 | カナダ | 2020/9/1〜 |